学会の催眠技法研修会などで催眠について学んでも、実際の臨床場面でどのように使ったらよいか分からないので使っていない、という話を耳にすることがよくあります。
そこで、本大会では大会テーマを『催眠と臨床現場』として、様々な臨床現場で催眠を活用されていらっしゃる先生方より具体的にお話しいただき、会員の皆様がご自身の臨床場面で催眠を使うヒントが得られるように、様々な企画を用意しております。
特別講演として、『壺イメージ療法』を提唱される 元九州大学名誉教授 田嶌誠一先生をお招きし、同療法が臨床場面でどのように活用されているかご講演頂きます。シンポジウムでは、八巻秀先生を座長にお迎えし、各現場でご活躍されている先生方と臨床現場での催眠の利用についてそれぞれの経験についてお話しいただきます。また、日本の私設心理臨床の草分けであり、当学会にも幾多の貢献をいただいております、河野良和先生の語る『臨床催眠のエッセンス』について、同氏に長年師事している大会長を中心として、同氏から学んだ心理臨床のコツを語らいあうミニシンポジウムを企画しております。更に、催眠や暗示についての考え方を広く一般の方にも知っていただく機会として、 元日本心理臨床学会理事長 鶴 光代先生に市民に向けて「臨床催眠」についての講座をお願いしています。
日本催眠医学心理学会第62回大会長
阿部真里子
○ 大会テーマ:催眠と臨床現場
日本催眠医学心理学会第62回大会は、大会テーマを「催眠と臨床催眠」とし、埼玉県春日部市の「東部地域振興ふれあい拠点施設 ふれあいキューブ」(東武スカイツリーライン春日部駅西口より徒歩5分)にて、阿部真里子臨床心理オフィス所長 阿部真里子先生を大会長として、10月14日から16日まで開催されます。
○ 会期:平成28年10月14日(金)〜16日(日)
○ 会場:埼玉県春日部市 東部地域振興ふれあい拠点施設 ふれあいキューブ
〒344-0064 埼玉県春日部市南1丁目1-7
会場URL:http://www.kasukabehall.jp/index.html
○ 大会長:阿部真里子(阿部真里子臨床心理オフィス)
第1日目午後:催眠技法研修会(1)(初級・中級・上級)
第2日目午前:催眠技法研修会(2)(初級・中級・上級)
第2日目午後:口頭発表,日本催眠医学心理学会総会,特別講演,懇親会
第3日目:シンポジウム,大会長講演,市民むけ講演