Ⅱ 申請書類記載の留意事項


1.はじめに

研修実績については、研修会そのものが「研修機会」として資格認定委員会によって認定され、それに参加したことを主催者あるいは講師が証明(修了証明書)することが前提になります。申請要件は、認定研修会の修了証明書をもとに確認されるというのが、規定の趣旨となっています。

しかし、過去の研修会については、研修会そのものの認定が行われておらず、修了証明書にも「理論」「実技」などの記載がありません。そこで、暫定措置として、実質の時間、内容、講師などで、実績を確認することになっています(講師は、原則として、旧規定による認定催眠士であることが研修会認定の基準になります)。

資格認定委員会は、研修実績表(書式C-1、C-2、C-3)に基づいて、研修会としての認定について検討することになりますので、資格申請者におかれましては、以下の点に配慮して記載していただくようにお願いいたします。

  1. 参加した研修会が特定できること。
  2. 研修会の形式、日時、時間、内容、講師名がわかること。
  3. 研修会への参加が証明されること。

できるだけ多くの方々に資格取得の機会を提供するために、暫定措置で認定作業を行っておりますので、事情をご拝察のうえ、ご協力をお願いいたします。

2.資格認定申請書(書式A1)

  1. 自筆による署名及び捺印を必ずしてください。
  2. 旧氏名(旧姓等)が研究実績および研修実績申請要件の確認に関係する場合には、氏名欄に併記してください。
  3. 年齢は申請時点での満年齢を記入します。
  4. 現住所、現所属とも申請日から認定証交付までの期間に連絡のとれる場所を記載します。連絡先として指定する方に○印をつけてください。

 

3.履歴書(書式A2)

  1. 前記 1.資格認定申請書(以下申請書と略記します)の記入内容と齟齬のないようお願いします。
  2. 学歴、職歴、賞罰は年次順に記入します。学歴は高等学校(相当)卒業以降のものを最終学歴まで、学科、専攻等まで正確に記入してください。その他研究歴も学歴欄に記載してください。
  3. 3×4cmの大きさで正面上半身の写真(過去6ヶ月以内に写したもの)を、所定の位置に貼ってください。

 

4.推薦書(書式B)

  1. 当分の間、旧規定による認定催眠士2名の推薦が必要です。
  2. 推薦者の氏名等は、推薦者自身によって自筆署名、捺印されたものでなければなりません。
  3. 住所、所属は申請書と同一であること。
  4. 推薦者が各々遠方に居住している場合は、必要に応じて本書のコピーを作成し、推薦者各々1名の自筆署名、捺印を別々の用紙に受け、この2枚の本書を提出することもできます。
  5. 研修実績について疑義のあるときは、本人にだけでなく、推薦者にもお尋ねすることがあります。申請者は、推薦者に誤りなく研修実績について説明をしてください。
    推薦者が責任をもって催眠士に関する有資格者として推薦し、署名、捺印をしていただけるようにお願いしてください。

 

5.催眠に関する研究実績表

研究実績は、合計10ポイント以上が必要です。

5-1 催眠に関する研究実績表(本学会参加、学術論文)書式C-1

  1. 自筆の署名、捺印を必要とします。
  2. 各研究形態で得られるポイントは認定催眠士等資格研究実績細則にしたがいます。記入に際しては、熟読して誤りの無いようにしてください。書式C-2、C-3についても同様です。
  3. 申請要件には、「本学会参加」は必須となっています。ただし、何回参加しても8ポイントを上限とします。
  4. 本学会参加については、参加が確認できるもの(参加章、参加費の領収証のコピー等)を添付してください。証明するものがない場合、その旨を必ず記載してください。
  5. 同一大会における本学会参加と本学会研究発表等とは、重ねてポイント換算できません。
  6. 学術論文については、抜き刷りあるいは現物のコピーを添付してください。

 

5-2 催眠に関する研究実績表(学術書、準学術書等)書式C-2

  1. 自筆の署名、捺印を必要とします。
  2. 執筆を確認できるもの(奥付、目次、執筆者一覧のコピー等)を添付してください。

 

5-3 催眠に関する研究実績表(本学会研究発表等、他学会研究発表等)書式C-3

  1. 自筆の署名、捺印を必要とします。
  2. 発表等が確認できるもの(大会プログラム、発表抄録のコピー等)を添付してください。

 

6.催眠に関する研修実績表

6-1 催眠に関する研修実績表(本学会主催研修会) 書式D-1

  1. 自筆の署名、捺印を必要とします。
  2. ポイントは、時間数をそのままポイント換算してください。研修会の理論(講義)、実技(実習)の実質時間を総計したうえでの換算です。総計したうえで半端な時間になった場合、40分以上を1ポイント、40分未満を0ポイントとしてください。
  3. プログラム中に理論(講義)と実技(実習)が区別されていない場合、実質時間に応じてポイント換算してください。
  4. 暫定措置として、当分の間、研修者として参加した場合と、講師、教授者、スーパーバイザー等として参加した場合との間にポイント数に差はつけません。実際に指導あるいは研修した時間に相当したポイントとします。講師、教授者、スーパーバイザー等としての実技に関する活動は、研修実績の実技ポイントの中級研修会相当とみなします。書式D-2、D-3でも同様です。
  5. 研修会を特定する必要があるので、「期間」「会場」「講師・スーパーバイザー名」はできる限り正確に記載してください。
  6. 記載スペースが不足する場合には、書式をコピーして使ってください。その際、ページを記し、それぞれに署名捺印が必要です。
  7. 各研修会の修了証明書(あるいはそれに代わるもの)と研修プログラムのコピーを添付してください。

 

6-2 催眠に関する研修実績表(他学会研修会,他機関・団体主催短期研修会)

  1. 自筆の署名、捺印を必要とします。
  2. ポイント換算および理論,実技の区別については、書式D-1と同じです。
  3. 研修会を特定する必要があるので、「主催学会」「主催団体」「期間」「会場」「講師・スーパーバイザー名」はできる限り正確に記載してください。また、主催学会(団体)の連絡先がわかるような資料を添付してください。
  4. コースは、特に記載がない場合、初級としてください。
  5. 各研修の修了証明書のコピー(あるいはそれに代わるもの)と研修プログラムのコピーを添付してください。

 

6-3 催眠に関する研修実績表

(他機関・団体主催継続件数回、認定課程、個人スーパービジョン)書式D-3

  1. 自筆の署名、捺印を必要とします。
  2. ポイント換算および理論,実技の区別については、書式D-1と同じです。
  3. 研修会を特定する必要があるので、「主催学会」「主催団体」「期間」「会場」「講師・スーパーバイザー名」はできる限り正確に記載してください。また、主催機関・団体の連絡先がわかるような資料を添付してください。
  4. コースは、特に記載がない場合、初級としてください。
  5. 各研修の参加証明あるいはスーパービジョン証明書(あるいはそれに代わるもの)を添付してください。書式D-3に含まれている内容を備えていれば、形式は問いません。また、研修プログラムのコピーを添付してください。
  6. 研修実績は申請要件にある、「理論分野」が合計10ポイント、「実技分野」が合計20ポイントを満たしていることが必要です。そのうち、本学会主催研修会における「理論分野」6ポイント、「実技分野」12ポイントが必須となっています。

 

7.催眠に関する研究実績及び研修実績集計表(書式E)

  1. 自筆の署名、捺印をすること。
  2. 各研修会等に参加して得られるポイントは認定催眠士等資格研究実績細則および認定催眠士等資格研修実績細則にしたがいます。記入に際しては、熟読して誤りの無いようにしてください。
  3. 認定催眠士資格申請に必要な各ポイントは、認定催眠士資格認定要件にしたがいます。熟読して要件を満たしていることを確認してください。
  4. 研修実績集計表(書式E)の記載に当たっては、催眠に関する研修実績表(書式C-1、C-2、C-3、D-1、D-2、D-3)と齟齬のないように十分注意して記入してください。